日本一の山・富士山。
静岡や山梨から見るのが定番ですが、TBS系「水曜日のダウンタウン」では、驚くほど離れた場所からでも富士山が見える意外なスポットが紹介されました。
さらに富士山は一年を通して、条件が揃ったときにしか見られない「レア現象」も存在します。
今回は番組で紹介されたスポットに加え、富士山を楽しむための季節カレンダーもまとめました。
📍 水曜日のダウンタウンで紹介された「意外な富士見スポット」
🏝 東京都・八丈島(距離:約263km)
伊豆諸島の八丈島は、富士山までの間にほとんど遮るものがありません。
そのため、富士山から263kmも離れているのに、空気が澄んだ日には山の形がくっきりと見えることがあります。
太平洋の水平線越しに浮かぶ富士は、まさに幻想的な姿です。
🗻 福島県・花塚山(距離:約308.3km)
福島県の花塚山からも富士山を望むことが可能です。
ただし、手前に山地があるため、見えるのは山頂部のみ。
ほとんど隠れてしまうものの、「308kmも離れた福島から富士山が確認できる」というのは驚きの事実です。
🌄 和歌山県・那智山(距離:約322.9km)
和歌山県の那智山は「日本で最も遠くから富士山を確認できる場所」として紹介されました。
距離はなんと 322.9km。ただし、その条件は非常に厳しく――
- 日の出前の30分間
- 海面の蒸発が少ないこと
- 最低気温と海水温が等しいこと
- 富士山までの間に雲がないこと
この条件が揃った時だけ、富士山がシルエットとして浮かび上がります。
年に数回しか訪れない、まさに“奇跡の絶景”です。
🗓 富士山レア現象カレンダー
富士山は場所や季節によって、特別な姿を見せることがあります。
番組では紹介されませんでしたが、せっかくなので「いつ・どこで・どんな条件で見られるか」をカレンダー風にまとめました。
1月〜2月
- ダイヤモンド富士(東京・神奈川エリア)
太陽が山頂に重なり、ダイヤモンドのように輝く瞬間。
新宿や池袋の高層ビル群、江東区の湾岸エリアで観測可能。
3月〜4月
- パール富士(山中湖・田貫湖)
満月が山頂に重なる幻想的な現象。
日付は満月前後、スポットごとに条件が異なる。
5月〜7月
- 赤富士(夏の朝)
朝日に染まり、山肌が赤く見える現象。
山梨県側(河口湖・山中湖)から見るのがおすすめ。
8月〜9月
- 逆さ富士(湖に映る富士山)
精進湖・河口湖・本栖湖など。
風のない朝に湖面が鏡のように静まるときに出現。 - ダイヤモンド富士(東京湾エリア)
秋は夕日のタイミングでお台場や東京タワーから観測可能。
10月〜12月
- 紅葉と富士のコラボ(河口湖・本栖湖)
11月中旬ごろがベストシーズン。 - ダイヤモンド富士(冬の再来)
12月は千葉県の湾岸エリアや江戸川区で観測できるチャンス。
✨ まとめ
- 水曜日のダウンタウンで紹介されたスポット
- 八丈島(263km):遮るものが少なく、美しいシルエットが見える
- 花塚山(308.3km):山頂部がかろうじて見える
- 那智山(322.9km):日本最遠の富士見スポット、条件は超限定的 - レア現象カレンダー
- 冬:ダイヤモンド富士(都市部でも観測可)
- 春:パール富士(満月と富士の共演)- 夏:赤富士(朝日に染まる富士)
- 秋:逆さ富士+紅葉とのコラボ
富士山は距離や条件に応じて、まったく違う姿を見せてくれます。
テレビ番組で知ったスポットに出かけるのも良し、季節のレア現象を狙って旅するのも良し。
次の休日は「どんな富士山を見たいか」をテーマにしてみるのも面白いかもしれません。