2025年7月23日(水)22時から放送された『水曜日のダウンタウン』第426回が、放送直後からSNSで大きな話題となっています。今回の企画「どこの地元にも名物おじさんいる説」は、懐かしさと衝撃的な展開で視聴者の心を鷲掴みにしました。
企画の概要:全国の「名物おじさん」を大調査
今回の企画は、子供の頃に地元で有名だった”名物おじさん”について、若手芸人を中心に大規模アンケートを実施し、全国どの地域にも出没していたであろう名物おじさんたちを徹底調査するというものでした。さらに、その現状を確認するために芸人たちが自ら追跡取材を行うという、水ダウらしい本格的な検証企画となっていました。
番組ではTBS公式で事前に告知されていた通り、MCはダウンタウン、プレゼンターはニューヨークが務め、パネラーには出川哲朗、ケンドーコバヤシ、野々村友紀子、柏木由紀が出演しました。
豪華出演陣による地元の証言
この企画には実に多くの若手芸人が出演し、それぞれの地元の名物おじさんについて証言しました。主な出演者には、真空ジェシカ・ガク、ななまがり森下、オダウエダ植田、きしたかの高野、や団・本間キッド、や団・中嶋、マツモトクラブ、くらげ渡辺、スマイル・ウーイェイよしたかなど、現在注目を集める若手芸人が多数参加していました。
各芸人の証言からは、確かに全国各地に様々な個性的な「名物おじさん」が存在していたことが明らかになり、視聴者の多くが「自分の地元にもいた!」と共感する内容となっていました。
衝撃的なラスト展開:「天狗おじさん」騒動
しかし、この企画で最も話題となったのは、最後のブロックで登場したベン山形による「天狗おじさん」の追跡取材でした。山形県新庄市に現れるという「天狗おじさん」を取材したVTRは、当初は他の名物おじさんと同様の真面目な追跡調査として進行していました。
ところが、実はこの「天狗おじさん」は番組側が用意したエキストラが演じている偽物で、ベン山形に対するドッキリ企画だったことが明かされます。しかし、ここで番組史上稀に見る衝撃的な展開が待っていました。
ナレーションが「天狗おじさん、ベン山形ともども諸々のクオリティが今ひとつだった」と辛辣にコメントし、「ここからは駆け足でお届け」と告知した直後、なんとドッキリパートが早送りで放送されたのです。VTRは容赦なく早送りのまま最後まで進み、恒例の締めでは「本物を見た後ではニセモノは見てられない」とドッキリパートを完全に切り捨てて幕を閉じました。
パネラーも絶句!「伝説の回」認定
この前代未聞の演出に、スタジオのパネラーたちも驚愕しました。出川哲朗は「これはヒドイ(笑)」「『水曜』史上なかなかのヒドさ」と苦笑し、ケンドーコバヤシも「これはもしかしたら伝説の回」「アイデアを揉んで揉んで揉んでたらなくなったみたいな」と評価しました。
プレゼンターのニューヨーク・嶋佐和也も「だいぶお金かけてそうでしたけど…」と、ドッキリパートに投じられた制作費を案じるコメントを残しています。
SNSでの反響と視聴者の声
放送直後から、SNSでは様々な反応が寄せられました。告知動画のコメント欄には「喫煙者あるある タバコくれくれおじさん どこの地元にも1人はいる説」「尼崎に期待」といった共感のコメントから、「『説・検証』を盾にして流す特異素人物」といった番組の手法に言及するコメントまで、多様な反応が見られました。
特に最後の「天狗おじさん」演出については、「下手したら通報?」「これだよ」といった驚きの声や、「『水ダウ』史上なかなかの酷さ」「伝説の回」といった評価の声が数多く投稿され、放送回の話題性を大いに高めました。
「水ダウ」らしい攻めた演出の真骨頂
今回の企画は、一見するとノスタルジックで温かい内容でありながら、最後に番組らしい攻めた演出で視聴者の度肝を抜くという、まさに『水曜日のダウンタウン』の真骨頂を見せた回となりました。
「どこの地元にも名物おじさんいる説」というテーマ自体は、多くの人が共感できる普遍的な内容でした。実際、各芸人の証言からは、全国各地に個性豊かな名物おじさんが存在していたことが確認され、視聴者の多くが懐かしい記憶を呼び起こされたことでしょう。
しかし、最後の「偽物は見てられない」という容赦ない演出は、バラエティ番組の制作における新たな表現方法として注目を集めています。制作側の「クオリティへのこだわり」を極端な形で表現した今回の手法は、賛否両論を呼びながらも、確実に視聴者の記憶に残る内容となりました。
まとめ
7月23日放送の『水曜日のダウンタウン』「どこの地元にも名物おじさんいる説」は、懐かしさと衝撃を兼ね備えた、まさに番組らしい企画となりました。多数の若手芸人による証言で構成された前半部分は心温まる内容でありながら、最後の「天狗おじさん」騒動では番組史に残る衝撃的な演出を見せ、「伝説の回」として語り継がれることになりそうです。
この回は、『水曜日のダウンタウン』が持つ「常識を覆す」「視聴者の予想を裏切る」という番組の本質を改めて示した記念すべき放送回として、長く記憶されることでしょう。番組はTBS公式サイトやTBS FREEで見返すことができるので、この衝撃的な展開をもう一度確認してみてはいかがでしょうか。
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