「クワンドモリレモサレーモインシエーメ」に込められた意味とドラマでの重要性
ドラマ『しあわせの結婚』の中で、多くの視聴者の心に残ったのが、
ネルラが寝言でつぶやいた「クワンドモリレモサレーモインシエーメ」という一言です。
聞き慣れない響きですが、これはイタリア語。
この記事ではその正しい綴り・意味・文法的な内訳、
そしてドラマにおけるこの言葉の象徴的な役割について解説します。
イタリア語「Quando moriremo saremo insieme」の意味
ネルラが寝言でつぶやいたのは、以下のフレーズです:
Quando moriremo saremo insieme
(クワンド モリレモ サレーモ インシエーメ)
日本語訳
「私たちが死ぬとき(最期には)一緒にいるだろう」
「死ぬときも一緒だよ」
語句の内訳
- Quando:いつ、〜するとき
- moriremo:「私たちは死ぬだろう」《動詞morire(死ぬ)の未来形・1人称複数》
- saremo:「私たちは〜であるだろう」《動詞essere(〜である)の未来形・1人称複数》
- insieme:一緒に、共に
つまり直訳すると「私たちが死ぬとき、私たちは一緒にいるだろう」となります。
寝言なので発音が不明瞭で、「クワンドモリレモサレーモインシエーメ」と聞こえたのでしょう。
ニュアンスと感情的な背景
この言葉は、運命共同体のような強い結びつきを示す表現です。
「たとえ最期の瞬間でも、あなたと共にいたい」「どんなことがあっても離れない」といった、
ロマンティックでありながら少し哀切な誓いを含んでいます。
愛する相手と「生きるときも死ぬときも一緒」という意味合いは、
イタリア語圏でも文学や映画で時折使われる、永遠の愛を象徴する表現の一つです。
ドラマ『しあわせの結婚』における重要性
この寝言は、ネルラの無意識下にある深い愛情と覚悟を示す重要な伏線として描かれています。
物語の中でネルラは、普段は感情をあまり表に出さず、周囲にも本心を見せません。
しかしこの寝言は、心の奥底で主人公との未来を信じ、最期まで共にいる覚悟を抱いていることを示唆します。
また、物語の後半で二人が大きな試練に直面したとき、
この寝言の言葉が視聴者の記憶に蘇り、
「この二人はどんな運命でも一緒に乗り越えるだろう」という確信を与える役割も果たしました。
つまりこの一言は、二人の関係性の象徴であり、
視聴者にとっても**物語全体のテーマ=“愛と絆”**を凝縮したような瞬間だったのです。
まとめ
- 「クワンドモリレモサレーモインシエーメ」は、イタリア語で**「私たちが死ぬときも一緒にいるだろう」**という意味
- 永遠の愛や運命共同体のような強い結びつきを表現するロマンティックな言葉
- ドラマ内では、ネルラの無意識にある深い愛情と決意を示す象徴的な寝言であり、物語の核心に触れる場面
一見すると小さなワンシーンですが、
この寝言は『しあわせの結婚』という物語全体を貫く愛と絆のテーマを、
たった一言で表現した忘れがたい名セリフといえるでしょう。