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【9月も危険】車内にスプレー缶を置きっぱなしにするとどうなる?爆発リスクはいつまで続くのか

情報

「夏が終わって少し涼しくなったから、車内に物を置いておいても大丈夫」
そう思っていませんか?

実は9月や10月の秋でも、車内温度は危険なレベルに達します。特にスプレー缶は爆発のリスクが高く、大きな事故につながる恐れがあります。

今回はJAFや消防局のデータをもとに、秋の車内温度の実態やスプレー缶の爆発リスク、そして対策についてまとめました。


9月の車内温度はどれくらい上がる?

JAFの公式テストによると、秋の過ごしやすい気候でも車内温度は危険域に達します。

  • 外気温22.7℃の日 → 車内温度51.7℃
  • ダッシュボード → 65.1℃
  • エアコンで25℃に冷やした直後でも、約1時間で再び 50℃超(51.3℃)

つまり「涼しいから安心」とは言えないのです。

参考:秋の車内温度(JAFユーザーテスト)


スプレー缶は何度で破裂する?

上越地域消防局の実験では、制汗スプレー缶が 72.9℃ で破裂しました。

  • 60℃付近:缶が横揺れ、底部が膨張
  • 73℃直前:爆音とともに破裂
  • 破裂の威力:口金がコンクリート天井に突き刺さるほど

想像以上に危険な威力であることが分かります。

参考:上越地域消防局【特集】スプレー缶、破裂温度と威力の実証。


実際に起きた事故例

NITE(製品評価技術基盤機構)によると、以下のような事故事例が報告されています。

  • ダッシュボードで破裂:缶が爆発し、フロントガラスが割れる
  • 荷物スペースで破裂:天井に缶の部品が突き刺さる

原因はいずれも「高温による内圧上昇」でした。

参考:NITE(製品評価技術基盤機構)Vol.411 8月23日号 「スプレー缶の事故」


なぜ秋でも危険なのか

  • 車内は温室効果で外気温より大幅に上昇
  • ダッシュボードなどの黒い部分は輻射熱を蓄積
  • エンジン停止後は換気が止まり熱がこもる

気象庁の予想によると、2025年9月〜10月も平年より気温が高め。油断は禁物です。

参考:気象庁の3か月予報


爆発リスクはいつまで続く?

  • 高リスク期(6〜10月):特に危険
  • 中リスク期(4〜5月、11月):油断できない
  • 低リスク期(12〜3月):リスクは下がるがゼロではない

つまり、1年を通して注意が必要ということです。


予防と対策

  • スプレー缶は車内に置かない
  • 保管は直射日光を避けた涼しい場所
  • 缶のへこみやサビは早めに処分
  • もし放置してしまったら、車内を十分に換気してから取り出す

まとめ

  • 9月でも車内温度は 50℃以上 に上昇
  • スプレー缶は 約73℃で破裂 し、大きな被害につながる
  • リスクは1年中あるが、特に4月〜10月は要注意
  • 唯一の予防策は 「車に置かない」こと

「秋だから大丈夫」と油断せず、季節を問わずスプレー缶の管理には気をつけましょう。

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