ドラッグストアの大手 マツモトキヨシ。そのプライベートブランド(PB)商品は近年「デパコス級」「プロ仕様」とSNSや口コミで大きな注目を集めています。
なぜマツキヨPB商品はここまで評価されているのでしょうか?
今回はその秘密と、2024年人気商品ランキングTOP10を【化粧品部門】【食品・飲料部門】に分けてご紹介します。
マツモトキヨシPB商品が「デパコス級」と言われる理由
1. 広告費を削減し、中身に投資
マツキヨココカラは、1.6億を超える顧客接点(カード会員・アプリ・LINE友だち)を活用することで、広告費を最小限に抑えています。
その結果、浮いたコストを高機能成分の配合や処方設計に投資でき、デパコス顔負けのクオリティを実現しています。
2. 顧客データを活用した商品開発
購買履歴や属性を「意識スコア」として分析し、美容感度が高い層やSNS発信力のある層に響く商品を開発。
さらに、コーセーやマンダムなど大手メーカーとの共同開発にも活用されており、PBとは思えない完成度を実現しています。
3. 現場の声を反映
店舗スタッフがアイデアを出し合う「PBアイデア創出コミッティ」により、顧客のリアルな声を反映。
例えば、フェムケアブランド 「matsukiyo FEMRISA」 などは、女性特有の悩みに応える商品として誕生しました。
【化粧品部門】2025年人気ランキングTOP5
1位:ザ・レチノタイム リンクルリップ エッセンスプランパー
- 価格:1,320円(8g)
- 特徴:ナイアシンアミド配合。厚い美容液層でふっくら唇へ
- 人気理由:「生まれつきぽってり唇みたい」とSNSでバズり中
2位:matsukiyo クレンジングウォーター
- 価格:1,408円(500ml)
- 特徴:クレンジング・洗顔・拭き取り化粧水の3in1
- 人気理由:W洗顔不要で時短ケアが可能
3位:matsukiyo W/M AAA モイストインテンシブブーストセラム
- 価格:1,650円(60ml)
- 特徴:ナイアシンアミド高配合の導入美容液
- 人気理由:化粧水の浸透を高め、ベタつかない使用感が好評
4位:MQURE モレキュラー リペア ヘアセラム
- 価格:3,190円(50ml)
- 特徴:低分子ペプチド×オオアザミ種子エキスで髪を補修
- 人気理由:「翌日の手触りが違う!」と口コミで高評価
5位:フェムリサ エニーシート スウィートピオニー
- 価格:547円(24枚)
- 特徴:デリケートゾーン用ふきとりシート。リポソーム型グルタチオン配合
- 人気理由:フェムテックアワード大賞受賞。トイレに流せて便利
【食品・飲料部門】2025年人気ランキングTOP5
1位:matsukiyo LAB 糖質2.8g 素焼きミックスナッツ
- 価格:626円(200g)
- 特徴:食塩・油不使用、糖質オフ
- 人気理由:管理栄養士推奨、ヘルシーおやつとして支持
2位:matsukiyo EXSTRONG リラクゼーションドリンク ZZZZZ…
- 価格:150円(250ml)
- 特徴:L-テアニン・GABA配合
- 人気理由:Z世代に刺さる「睡眠サポート飲料」。SNSで話題
3位:matsukiyo RELAXのど飴
- 価格:398円(48g)
- 特徴:川畑要さん共同開発、GABA・ハーブ入り
- 人気理由:構想4年・試作30回のこだわり商品
4位:matsukiyo LAB 糖質7.7g パスタスナック ナポリタン
- 価格:183円(27g)
- 特徴:カリカリ食感×低糖質
- 人気理由:「低糖質なのに濃い味!」と驚きの声多数
5位:matsukiyo BEAU DOLCE キャラメル&チーズ
- 価格:213円(30g)
- 特徴:鉄分配合の美容スナック
- 人気理由:おやつ感覚で栄養補給ができる新発想
マツキヨPBが人気な理由まとめ
マツモトキヨシのPB商品は「安いから売れる」のではなく、価格以上の価値を提供できている点が支持の理由です。
- デパコス級の高機能成分
- コスパの高さ
- SNSでの口コミ拡散
- 日常に寄り添う使いやすさ
- 健康志向に応えるラインナップ
これらが組み合わさることで、次々とヒット商品を生み出しているのです。
まとめ
マツモトキヨシのPB商品は、広告費削減+顧客データ活用+現場の声という三位一体の戦略で進化を続けています。
今後も「デパコス級」や「プロ仕様」と評される新商品が登場し、ドラッグストアPBの常識を覆していくことでしょう。